カードゲーム超人ロック戦略ブック
最終更新日：2001.07.29
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ロック３の戦略

【ロック３】Ｇ、独男、6-30-5-6、変身、改心チェック可能

１．キャラクタの特徴

ロック３は最弱のロックです。パワー30、根性６の能力値は、超人と呼ぶには物足りませんが、そこを戦略でカバーするのがプレイヤーの腕の見せ所です。「最弱」と呼ばれながらもロックであることには変わりなく、レベル６、耐久力５の必要最低限の強さと改心チェック能力があるので、これらをうまく使って勝利できるように戦略を工夫したいものです。力押しやダイスの目に頼る戦い方を潔しとしない上級者にとっては、この最弱のロック３こそ最もやりがいのあるロックだと言えるでしょう。

２．基本戦略

戦闘力に劣る上に敵だらけであるロック３としては、個々の戦闘に勝つよりも、ゲームの流れの中で戦略的に優位に立ち、戦わずして勝つことを目指すのが上策です。オーソドックスな戦略としては、序盤はできるだけ身を隠し、惑星カードを集めながら参加者の正体を見極め、中盤で E/G 属性のキャラクタをもれなく改心して仲間を増やし、終盤は敵の集中攻撃をしのぎつつ重要拠点を破壊するといったものが挙げられます。

改心チェックを使ってアマゾナやコーネリアを味方につけることができれば、形勢が大きく有利になりますから、それらしい人を見つけたらリスク覚悟で積極的に改心チェックを行うのもよいでしょう。

あるいは、正体を徹底的に隠し、敵の仲間割れを誘う手もあります。特にライオットやロードレオンがいる場合は、中盤以降は彼らができるだけ活躍しやすいようにさりげなく協力し、敵の数が減るのを辛抱強く待つのがよいでしょう。強敵に目をつけられてヤバイ状況に陥ったり、逆に、極端によい攻撃カードを握って撃ちまくりたい衝動にかられた時にぐっと自重できるかどうかが明暗を分けるでしょう。

他のキャラクタに偽装したり、目立たないように敵に混じって潜伏している Good を生かす戦略も重要です。例えば、エルミに偽装した Good がいる場合は、次のような戦略があります。

３．勝ちパターン

中盤で E/G キャラをうまく改心させ、重要拠点を片端から破壊して勝利するのが最も素直な勝ちパターンです。敵の誰かをロックに仕立て、互いに殺しあう状況に持ち込み、漁夫の利を得るパターンもねらい目です。手下やフィールドに恵まれ、大してパワーを使うこともなく敵をなぎ倒し、あっさり一人勝ちするオプション太りなパターンもあります。ロードレオンの手下として働き、敵をほとんど倒してもらったところで残りの Evil を瞬殺し、接触テレバスでロードレオンの正体を見て勝利宣言するというコバンザメなパターンもあります。

４．負けパターン

ロック３にとってはアマゾナを改心させることができるかどうかが 勝敗の鍵を握る場合が多いのですが、その心理に付け込まれることもまた 多いものです。例えばこういうパターンもあります。
ライオット＆ナガトのダーティペアに困り果て、やむなく船持ち5-5-5のエスパーＡに対して改心チェックを宣言。Ａは手をすりすりして期待に目を輝かせ、チェックが通ると大喜び。がっちり握手してその勢いでダーティペアに勝負を挑み、被弾を１発に抑えてなんとか２人を倒す。これで勝負がついたと思いきや、Ａは「さて、仕上げといくか」と宣言し、戦闘継続。これでようやく状況に気づいたものの、もはや残りのパワーは12。イニシアチブは取れたので、苦慮の末、幻覚Ｌｖ５で逃避を図るが、Ａの出した目は８。当然「起きている」わけで万事休す。Ａはロック３の出した幻覚Ｌｖ５を見て少考の後、船からの攻撃を先に行ってビームキャノンを出す。ロック３は悩んだ末、テレポートＬｖ５で逃避を試みるも、あっさりテレ６でブロックされ１発食らう。ここで満を持してＧ弾(攻撃力30)を放ち、ロック３は受け切れず直撃。結局これが最終戦闘となってゲーム終了。

実戦ではありがちなパターンです。ダーティペアがいるのに改心チェックを喜んだ時点でアマゾナであるはずがないと読み、協調しつつも常に逃避手段を確保しながら戦う用心深さが必要でしょう。

５．偽装パターン

ロック３はたいていのエスパーに偽装できますが、中でも遊びやすいキャラクタとしてはＳグルが挙げられます。要するにレベルを１つ落として戦うだけですが、Ｅグルと組んでロードレオンやライオットに対抗したり、ノヴァ探しを口実に秘密基地カードを開けまくることが可能で、自由度が高いのが魅力です。ただし、偽装対象のＳグルの方がパワーが多いので、こちらのパワーが切れた瞬間に偽装がばれることを忘れないようにしましょう。

ロードレオンがいる場合はニアあたりに偽装し、手下に徹するのも手です。Evil の波状攻撃から命からがら逃げ回っていると、見かねたロードレオンが援助に乗り出して形勢が逆転する場合もあります。もちろんロードレオンとしては、ロックが偽装していることは読んで当然、こちらも読まれて当然ですから、最終決着に向けてお互い常に準備をすることになります。

ロック３をプレイする場合は、他のキャラクタの偽装パターンを逆に利用する、「偽装の偽装」もできるようになりたいものです。特に、グルンベルグ、ラン、ラグ、ニア等の初期装備のないキャラクタの戦略を研究しておくと役に立つでしょう。その他、入手した惑星カードに応じて様々なキャラクタに偽装可能であり、奥の深いプレイが可能です。

６．欲しい能力カード

手下、Ｅスーツ、フィールドＬｖ５といったお約束なカードから、吸収ボールＬｖ３やスラム街まで、どんなカードでも役に立ちます。特にロック３にとって面白いカードは住宅街とクローンで、改心チェックのやり直しを行ったり、死ぬまで徹底して他のキャラクタに偽装したりするのに使えます。

（2001.09.10 よこちょん）

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