カードゲーム超人ロックルールブック
最終更新日:1999.08.17
目次 |
第6章 ゲーム概要 |
第8章 キャラクターの状態
第7章 ゲームの流れ
ゲームは「準備」から始まり、本編である「惑星編」および「秘密基地編」へと進行する。
「準備」において、各プレイヤーは正体(キャラクター)、表向きの姿(シルエット)および順番を決める。
「惑星編」では、Good および Special のシルエットをしたプレイヤーが秘密基地のありかを探るべく惑星を調査する。
Evil のシルエットを持つプレイヤーは調査に来るプレイヤーをどこかで待ち伏せている。
「秘密基地編」では、Good や Special のシルエットをした人々が次々に秘密基地へ潜入してくる。Evil のシルエットを持つプレイヤーは基地プレイヤーとして秘密基地内で彼らを待ち受けている。
7.1 準備
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ゲーム盤を惑星編が表になるように場に置き、所定の位置に 惑星カードを伏せて並べる。
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プレイヤーの人数に応じて、 ロック(L)、Good(G)、Evil(E)、Special(S)、Random(X) の数を決める。
この時、E/G属性のキャラクターは Evil の中に含める。 標準的な比率を表7.1に示す。
-
決められた人数のL、G、E、Sを各属性ごとにランダムに選ぶ。
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選ばれなかったG、E、Sを1つにまとめた中から、ランダムに「X」を選ぶ。
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各プレイヤーは、選ばれたキャラクターカードの中から 自分のカードを1枚だけランダムに選ぶ。
-
その日のゲームで既にプレイしたキャラクターを引いた場合は、「拒否」を宣言することができる。1人でも拒否すると
3. からやり直す。「拒否」は各ゲームにおいて1人につき1度だけ行なうことができる。拒否の宣言がない場合は各々のキャラクターが確定する。
- 各プレイヤーは他人に見られないように1D6を振り (「影振り」という)、その目に従って表7.2のようにシルエットを選び、自分の前に伏せておく。
- 全員のシルエットが決まったら全員がシルエットを公開する。 このとき、
Good のシルエットを持つ人と、Evil のシルエットを持つ人がそれぞれ少なくとも1人ずついなくてはならない。そうでない場合は「影振り」からやり直す。 Evil のシルエットを持つ人が多過ぎると思う時は、適当に Evil シルエットの数を減らす。Evil シルエットをやめる人は、Evil 以外の任意のシルエットを選んでよい。
- Evil のシルエットを持つプレイヤー(「基地プレイヤー」) は、盤上の惑星カードの中から任意の2枚を選んで待ち伏せカードと入れ換える。この作業を「待ち伏せを仕掛ける」という。基地プレイヤー以外は、どこに待ち伏せを仕掛けるか見てはならない。
- 待ち伏せカードが仕掛けられたら、基地プレイヤー以外は各自1D6を振り(「1個振り」)行動する順番を決める。最も大きい目を出したものが1番目。以下、左回りに順番が回る。
- 基地プレイヤーには、表7.3で定められた枚数の惑星カードが ランダムに与えられる。
表7.1 人数比
人数 |
L | G |
E | S | X |
6 | 1 | 0 | 2 | 2 | 1 |
7 | 1 | 0 | 3 | 2 | 1 |
8 | 1 | 1 | 3 | 2 | 1 |
9 | 1 | 1 | 3 | 2 | 2 |
表7.2 影振りによるシルエットの選択
ダイスの目 | シルエットの選択 |
1 |
自分のキャラクターと同じシルエット
(他者に取られている時は任意) |
2〜5 |
任意のシルエット |
6 |
Evil属性のシルエット |
表7.3 基地プレイヤーの惑星カードの枚数
基地プレイヤー以外の人数 |
3 | 4 | 5以上 |
基地プレイヤーの惑星カードの枚数 |
6 | 4 | 3 |
キャラクターカードの取り扱いに関する注意:
キャラクターカードは全て伏せたままで処理をおこない、誰が何のキャラクターを引いたのか、どのキャラクターが残っているのかなどは分からないようにする。中身を見てもよいのは自分のキャラクターカードだけであり、特別な理由がない限り、他人のキャラクターカードを見ることも、自分のキャラクターカードを他人に見せることも許されない。
7.2 惑星編
7.2.1 ゲームの進行
基地プレイヤー以外の人には、決められた順序で順番(「ターン」と呼ぶ)が回ってくる。ターンが回ってきたプレイヤーは「惑星を調査する」「宇宙港の間を移動する」 などの行動を行なうことができる。一方、Evilシルエットのプレイヤーの順番は飛ばされ、ターンは回ってこない。
7.2.2 惑星編の終了
惑星編は、以下の3つの条件のいずれかが満たされると終了する。
- 情報入手カードを3枚以上持つ人またはパーティーが生じる
- 惑星カードが全て開く
- 基地プレイヤー以外のキャラクターが全て死亡する (次のターンは無い)
基地プレイヤーはあらかじめ惑星カードを何枚か持っているが、 これらの惑星カードの中に3枚以上の情報入手が含まれていた場合には、惑星編が開始されると同時に
手持ちの情報入手カードを全て公開し、惑星編は終了する。
なお、惑星編において「ゲーム終了条件」が満たされた時は 秘密基地編を待たずにゲームが終了する。
7.2.3 惑星編終了時の処理
- 惑星編が終了したら、ゲーム盤上に置かれている全ての惑星カードを伏せた状態にして回収する。ピンは各プレイヤーの手元に戻す。ただし、「逮捕」などに捕まっている人がいれば、捕まっている惑星カードにピンをのせた状態で手元に戻す。
- 生きている基地プレイヤーが 「自分の正体露見」「他人の正体判明」の惑星カードを所有している場合は、それを申告(「自己申告」) して使用する。それ以外の惑星カードは手元に伏せたままにしておく。(「戦闘発生」や「逮捕」といった惑星カードは、 手元に残るだけで使用されることはない。)
7.3 秘密基地編
7.3.1 秘密基地編の準備
- 「秘密基地編」が表になるようにゲーム盤を場に置き、所定の位置に秘密基地カードを伏せて並べる。基地プレイヤーは盤上の秘密基地カードの中から任意の4枚を選んで重要拠点カードと入れ換える 。この作業のことを「重要拠点を仕掛ける」と言う。基地プレイヤー以外は、どこに重要拠点を仕掛けるか見てはならない。
- 情報入手を3枚以上持っている人あるいはパーティーがいれば、 その人あるいはパーティーは外周の任意の場所に自らのコマを置く(まだカードは開かない)。
- 通常状態にある基地プレイヤーはランダムに位置を決めて盤に入る。 但し逮捕等のイベントで捕まっている場合は、そのイベントから解放された時に、そのターンでランダムに入る。
- 開くべきカードが開かれ、そのカードの指示に従う。
補足: 場所をランダムに決める方法
各自が持っている2つのダイスのうちの一方を縦(もしくは横)の座標を示すものと宣言(「デカ縦」、「赤縦」など)してから
2D6を振る。出た目の示す座標を求める場所とする。
例えば、赤と白のダイスを持っている場合、 「赤タテ」と宣言することで
赤のダイスの目が「縦」、白のダイスの目が「横」の座標を それぞれ表すことになる。このとき出た目が
赤3 白4 ならば、上から3行目、左から4列目が求める場所になる。
7.3.2 ゲームの進行
決められた順序でターンが回る。秘密基地編においては基地プレイヤーにもターンが回る。ターンが回ってきたプレイヤーは
「1マス移動する」「減った耐久力を1つ回復する」 などの行動を行なうことができる。
7.3.3 秘密基地編の終了
秘密基地編はゲームが終了するまで続く。ゲームが終了すると秘密基地編は終了する。
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第8章 キャラクターの状態
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